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要領を得ない映画

/ 2008-03-29
ミッドウェー海戦をアメリカ側から見た作品である。圧倒的に有利な日本の連合艦隊が劣勢のアメリカ海軍に敗れた海戦として、日本だけでなく世界的に知られている。日本の作戦ミスもふくめて、ストーリーはおおむね史実にしたがっているようだ。しかし、それは予備知識があってわかることで、この映画では両軍の戦い方はなにもわからない。
ハワイの司令部の作戦指導と前線の判断はどうだったのか。どちらも掘り下げ方が不徹底だった。また、日米両軍の作戦を並行して描いたが、これも不徹底になった理由であろう。アメリカの情報探索と作戦にしぼっていれば、それだけでも興味津々のストーリーになっていたはずで、こちらも知りたいところである。
複雑な前線でスプルアンスはなにを考えてどう決断したか。なぜ幸運をつかむことができたか。それらは何も描かれていない。映画の製作者も混乱していただけだったのである。
キャスト以外は手抜き戦争映画…

/ 2008-02-14
初のデジタルドルビー映画として劇場を大いに振るわせた作品。今のドルビーと違って爆音の部分だけが館内がビビるほどに低音で響き渡り、最初の東京初空襲の爆撃機のシーンが終わると場内が騒然としたほどだった。しかし、この映画で注目されたのはこの「音響」と「豪華キャスト」のみ。(「史上最大の作戦」以降、戦争大作には豪華キャスト!っという変な流れがあった。)ストーリーは陳腐だし、戦闘シーンは「トラトラトラ」などは他の戦争からの流用が多く、明らかに以前に観たシーンが多い。ミッドウェイは完全に暗号が筒抜けされていた日本軍が、アメリカの罠の中に入り込んだような闘いで、戦う前から勝敗は見えいたが、その辺はあやふやで「凄い兵力差の日本をよくぞ打ち負かした!!」というようなアメリカ賛美さえ感じる。ヘストンの無駄死にや取って付けたようなヒューマンドラマも鼻についた。しかし、懐かしい俳優が多く出ているので俳優を観るだけでも少しは楽しめる。
メロドラマなんか抜きに情報戦を描いてくれれば面白かったのに

/ 2007-09-18
チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・コバーンなどのアメリカのオールスター・キャストの中にあって、三船敏郎が同格に扱われており、この点では評価できるのですが、内容的にはいまひとつでした。戦闘シーンの多くは他の映画からの流用ですし、ヘストンの息子と日系人娘のとって付けたようなロマンスは不要です。面白かったのはハル・ホルブルックの演じていた情報将校で、彼を中心に頭脳戦あるいは情報戦として描いた方が新鮮だったのではないでしょうか。ジョン・ウィリアムズのミッドウェイ・マーチもなんか雑な出来ですし、アメリカ建国200年記念映画のはずでしたがもうひとつでした。
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