セント・オブ・ウーマン(アル・パチーノ)でマーティン・ブレスト監督に注目してジョー・ブラック(ブラッド・ピット)、ビバリー・ヒルズコップ(エディ・マーフィ)で彼の作品のファンになったんですが、どの作品でも男の強さ、優しさ、哀愁が描かれ、ハッピー・エンドのラストに思わず「いいなぁ、よかったなぁ」と一言言わされてしまう、そんな感動をいつも持ちます。
現代のデジタル撮影されたクリアな映像とはちがって、フィルム独特のホコリっぽくて、煙っぽくて西部劇を思わせるような画面なんですが、それがまたこの作品に男っぽい強さ、インパクトを与えています。
(実際、撮影は強い日差しと砂のなか大変だったようです。主演2人が撮影期間中、サングラスを常用していたのがよーく解るシ!ーンがあります。 あれー??)
マーティン・ブレストの各作品の主演男優はどの人も、他の映画では武骨だったり、狡猾だったりと強烈な強い男の印象がありますが、またしても本作によって、主演男優ロバート・デニーロの、他の出演作とはまた一味違うデニーロを見せてくれました。デニーロ自身がお気に入りと言っただけあって、カー・アクション、銃撃戦、果ては激流に流されたりという逃走劇、見せ場が次から次へとめまぐるしく展開するエスケープ・ロード・ムービーですが、そんなあわただしいなかにも、男同士の心の通い合い、家族との絆が描かれ、命の危険にさらされ大真面目でその上乱暴なんだけどユーモアもちゃんとありで、役者デニーロの演技力が十二分に生かされている作品だといえます。
次回?!?督作はベン・アフレックがヒットマンとして主演するそうですが、こちらも今から期待大です。